🔰はじめに:Laravel初心者の最初の壁、それが「開発環境構築」
PHPやLaravelを学び始めたばかりの方、あるいは「開発環境を毎回手作業で構築するのが面倒だな」と感じている中級者へ。
いま最も注目されているのが Docker を使った環境構築です。
Dockerを使えば、OSやバージョンの違いに悩まされることなく、誰でも同じ環境を一瞬で再現できます。しかもLaravelとも相性抜群!
この記事では、PHP×DockerでLaravelの開発環境を5分で構築する方法を、GitHubリポジトリ付きで解説します。
📦前提条件(事前にインストールしておくもの)
〇Docker Desktop(Windows/Mac対応)
→ 公式サイトからダウンロード
〇Git(コマンドラインでcloneできるように)
🛠手順1:GitHubリポジトリをクローン
まずは、あらかじめ用意しておいたテンプレートをクローンします。
git clone https://github.com/yourname/php-laravel-docker-template.git
cd php-laravel-docker-template
✅ 補足:記事の最後にGitHubリポジトリの構成を詳しく紹介しています。
⚙手順2:コンテナを起動(docker-compose)
docker compose up -d --build
これだけで以下の環境が起動します:
- PHP 8.x
- Laravel 10.x(/src配下)
- MySQL 8.x
- phpMyAdmin(http://localhost:8081)
- Mailpit(http://localhost:8025)
📁 ディレクトリ構成(抜粋)
php-laravel-docker-template/
├── docker/
│ ├── php/
│ │ └── Dockerfile
├── src/ ← Laravel本体(ここで開発)
├── docker-compose.yml
├── .env
🌐手順3:Laravelをインストール
docker compose exec app composer create-project --prefer-dist laravel/laravel .
もしくは、すでにLaravelプロジェクトがある場合は /src
に配置するだけでOK。
🔄手順4:Laravelの設定ファイルを調整
.env
ファイルのDB設定を以下のように変更:
DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=db
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=laravel
DB_USERNAME=root
DB_PASSWORD=root
その後、マイグレーションを実行:
docker compose exec app php artisan migrate
✅ ここまでで完了!開発スタートできます
http://localhost
を開けばLaravelの初期画面が表示されるはずです。
http://localhost → Laravelアプリ

http://localhost:8081 → phpMyAdmin

http://localhost:8025 → Mailpit
💡 補足:よくあるエラーと対処法
Q. Laravelのページが開かない
→ .env
の設定ミスやartisan key:generate
忘れが原因の可能性。
docker compose exec app php artisan key:generate
📂 GitHubリポジトリ紹介
信頼性を高めるため、この記事で使ったテンプレートはすべて公開しています。
👉 GitHubリポジトリ:php-laravel-docker-template
🔚 まとめ:Laravel開発はDockerで一気に快適になる
Laravelの学習・開発を始めるときに、最も面倒で時間がかかるのが「環境構築」。
Dockerを使えばその時間を大幅に短縮でき、しかもチーム全員が同じ環境で開発可能になります。
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